2020年11月23日に開催した大阪コリアン研究プラットフォーム・キックオフシンポの記事を大阪日日新聞が掲載してくださいましたので、ご紹介いたします。
朝鮮半島に関する大阪の研究拠点として、「大阪コリアン研究プラットフォーム」が大阪市立大人権問題研究センターに設置され、最初の発表・討論会が23日、大阪市天王寺区のホテルで開かれた。在日コリアンの歴史や民族教育、文化継承、差別問題を調査研究、提言する活動方針を申し合わせた。代表を務める伊地知紀子・大阪市立大大学院文学研究科教授は「日韓、日朝いずれの関係も日本の現政権では膠着(こうちゃく)状態の打開が難しい。故に、『現場』と手を結ぶことで、アカデミズムが創造できる場づくりが求められている」とネットワークの重要性を語った。同市生野区のコリアタウンでの多文化共生の取り組みをはじめ、11月1日の大阪都構想住民投票で、外国籍住民に投票権を求めた市民団体の活動を引き合いにした「現場」の紹介もあった。同プラットフォームは今後、京都大、立命館大、同志社大、佛教大による京都コリア学コンソーシアムなどと交流を深める。駐大阪韓国総領事の※泰奎氏は「たとえ始まりは微々たるように見えたとしても、歴史的に非常に大きな意味と重要性を含んでいる」と期待を寄せた。※は呉のハが大